パンと人生

dannapanを開業して2年が経ちましたが。。。

当時サラリーマンを退職し、起業するというのはこの年齢ではとても勇気のいる決断でした。

友人や知り合いは「すごいねー頑張ってね!」と励ましてくれ、身内は「大丈夫なの?会社辞めるなんて・・・」と心配もされました。

会社にいるときは役職を与えてもらい、経営に関する知識を勉強させてもらっていたことが大きな経験として、今本当に役立っています。何度も社長から言われ続けてきた、ゴールを決め、それを逆算し、現在と未来のギャップをどう修正するかということ。

でもこれは、ビジネスだけに言えることではなく、パン作りもそう。そして人生もそうだと思います。

僕はもともとベーカリーカフェがやりたい!と、それは50歳にと決めていました。なぜ50歳なのか、それはまた今度の機会に書かせていただくとして・・・。

50歳に起業するということは50歳から家族を養い、住宅ローンや光熱費、原材料諸々の費用全て滞りなく支払うため全力でスタートダッシュを決めなければならないと思っていました。

そのため計算すべきことは全て前もって計算していました。

例えば生活費に最低25万必要だとした場合、原材料費、運転資金等から、最低でも月の売り上げが100万必要、店頭販売だけでは厳しいので、ネット販売や、ロスパンの扱いをどうするかなど、100万絶対に売り上げを出す為の販路の確保、これができなければ生活していけない。

このように、自分達が生活するための基準から逆算をする売り上げ目標。

そしてその売り上げ目標をスタートからいきなりコンスタントに出し続けていくための取り組みを逆算して、いつから準備するか。

その準備はいつから。。このように、ゴールを確固たるものとし、逆算逆算でそのゴールを取りに行く作業が、地味ですがすごく重要なのだと思います。

しかし、実際やってみたらその計算も計算通りにいかないことも多いのが現状です。

でも全く計算せずにスタートするよりは絶対に良いと僕は思います。

 

で、パン作りも全て逆算なんですよ。

あんぱんを作るとしましょう。

あんぱんの完成型がわかっているから、あんぱんができるんですよ。

食パンの完成型がわかっているから食パンができるんです。

小麦粉等材料を軽量し、捏ね、発酵、成形、最終発酵、焼成を経てパンが出来上がります。

完成型に対し、現在の進行状態に対するギャップを修正しながら、パンを焼き上げていく。

日々パンを焼いていると人生と同じだなぁと感じることがよくあります。

 

夢の完成型がわかっているから、夢が叶うんです。

 

何が言いたいかわからなくなったところで、今日はこのくらいで。